ぼくがSFCに入った理由。〜後編〜
こんにちは!
ミスターSFC エントリーNo.2 猿田真一郎(さるた しんいちろう)です。
今日のブログは昨日の続き。まだ読んでいない方は是非。
さて、12月に入り受験校を決める時期がやってきました。
この頃、ぼくの慶應への愛は最高潮。笑
もちろん模試の浮き沈みはあれどそんなことはお構いなしに、とにかく慶應へ行くんだ!って強い意志でがむしゃらに勉強していたのを覚えています。
(『合格ノート』の1ページ目の宣言。笑)
日程の関係もあり、受験することが決まっていたのは慶應文学部、法学部、商学部の順番。
この時SFCは受けるつもりも、行くつもりも全くありませんでした。早稲田の教育と慶應の総合政策学部が受験日程が被っていて、うーーん、どちらにしようかなあと。
結局、「慶應志望なんだから慶應多く受けとけば?」という親のアドバイスだけで受けることに。
センターも終えて、私大受験本番がやってきました。
もうこの頃は毎日「慶應法、慶應法」って唱えてたかな。もうプレッシャーとか色々凄過ぎて、日吉キャンパスや三田キャンパスに通う自分を想像して奮い立たせるほかありませんでした。
いよいよ慶應の受験本番。初日は文学部でした。
文学部に全くこだわりはなかったけれど、やっと慶應に自分の思いが届けられるんだって思いが込み上げて、受験当日の朝はひとり日吉駅で泣いていました。嬉し過ぎて。
そこまで精神を持って行けると人間って最大限にパワー発揮できるんでしょうね、今までに無いくらいすいすい解けました。(合格でした。)
(過去問研究ノート。)
1日置いて本命の法学部。法学部に関しては、何が何でも行きたかったので赤本も30周くらいしたかな。実力的に法学部の偏差値はぼくよりかなり上だったので、過去問対策で差を埋めるのが先手でした。
英語の点数配分が大きく英語で合格が決まると言っても過言ではないので、特に英語に関しては念入りに過去問を解いていました。
受験当日は、とても寒い朝でした。この日は本当に緊張していたのを今でも覚えています。
1時限目、英語。問題を開いた途端、頭が真っ白になりました。過去10年以上ずっと同じだった問題パターンが、全部変わっていたのです。もう、全然対応できませんでした。地獄の90分でした。
受験が終わったものの、はまちゃんとまさに会いたくて、そのまま河合塾に帰りました。帰りの電車の中では『法学部に行きたい』って気持ちと、試験がうまくいかなかった現実が入り交じってずっともやもやしていたかな。
河合塾に着いて二人の顔を見た途端、気付いたら声をあげて泣いていました。笑
悔しくて悔しくて仕方が無かったんだよね。
翌日すぐ商学部の受験があったのですが切り替えられず体調を崩してしまい、最悪のコンディションで受験。こちらも手応えはありませんでした。
最後に残されていたのは、記念受験ノリで出していた総合政策学部。行くつもりは更々無かったので、過去問も1度解いたっけ?程度。
SFCは受験科目に地歴がないので確認することも無いなと思い、予備校の世界史の先生に勧められて買ったものの、ずっと放置していた本を読んで電車や待ち時間を過ごしました。
スティグリッツ早稲田大学講義録。主に世界経済でグローバリゼーションがどのように進行し、今後どのようになっていくのか展望が書かれている本です。
内容は当時のぼくには少し難しかったけれど、気を紛らわす意味もあって2時限の小論文の試験が始まる直前まで読みふけっていました。
2時限の小論文。過去問もロクに解いたことが無かったけれど、この試験が慶應に入る最後のチャンス。ここでラストスパートをかける他ありませんでした。
試験開始。問題を開くと、
『以下の5つの文章を読み、グローバリゼーションが世界の政治経済にもたらしている変化について論じなさい』
あまりの衝撃に頭のてっぺんから足の指の先まで一気に震えました。
10分前まで読んでいた本の主旨と、問題がほとんど被っていたのです。
もう、これは神様が最後に与えてくれたチャンスなのだと無我夢中で解きました。頭をフル回転させすぎて、途中トイレに顔を洗いに行ったこと以外あまり記憶に残っていません。
1週間後、合格通知が届きました。
もしかしたら、ただ運が良かっただけなのかもしれません。
でも、ぼくには何かに導かれているとしか考えられませんでした。強い縁を感じて、SFCへの進学を決めました。
浪人の1年間で今までに無い程苦労して、結果巡り会った縁だからこそ。
このチャンスを最大限に生かすことが19歳の時の自分への最大の報いだと思っています。
大学3年生になった今もその意識は変わりません。縁は大事にしていきたいし絶対に逃したくない。
この意識のお陰か、大学に入ってから本当に色々な経験をすることができました。
今回のミスターコンに出させていただいたのも、その縁の一部分だと思っています。
この縁を生かすも殺すも自分なわけで 殺さぬよう、残り4日間も全力で挑んでいきたいと思っています。
それでは、今日の『さるくん似顔絵 Show time!!』
今回似顔絵を書いてくれたのは、もちろん浪人時代の大親友はまちゃん。
はまちゃんはちょっとドジだけど笑 ぼくの人生でなくてはならない存在。
浪人時代はたくさん迷惑かけたけれど、今でも最高の仲間であり絶対に負けたくないライバルです。笑
それではどうぞっ
ありがと^^ がんばる。
それでは今日はこの辺で。バイバイ^^
グランプリ決定まで、残り5日。
今日もありがとうございます。
猿田真一郎